底流説(読み)ていりゅうせつ

最新 地学事典 「底流説」の解説

ていりゅうせつ
底流説

Ampferer's undercurrent theory 独◆Unterströmungshypothese

収縮説がまだ華やかではあったが,すでに行詰りに近づいていた1906年,オーストリアのO.アンペラーが提唱した仮説。オーストリアアルプスの複雑な構造が,南から北への一方向的な押しかぶせという単純な運動では説明できないとして,地殻の下の流れによる引きずりを想定したもの。長く埋もれていたが,30年ころからE.ハールマンなどによって発掘,再評価され,オーストリアのF.X.SchafferやドイツのE.Krausなどによって強く支持された。ハールマンのOszillationstheorieや現代マントル対流説などは底流説の発展とみることができる。 参考文献O.Ampferer(1906) Jahrb. Geol. Reichsanst.,Bd.56

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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