底深い(読み)そこふかい

精選版 日本国語大辞典 「底深い」の意味・読み・例文・類語

そこ‐ふか・い【底深】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]そこふか・し 〘 形容詞ク活用 〙 ( 「そこぶかい」とも ) 物の底が大そう深い。奥行がある感じである。深遠である。また、奥深い重みがある。
    1. [初出の実例]「今更に水もまかせずそこふかきぬまのうきたに早苗とるなり〈藤原為家〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)二二)
    2. 「底の心は胸中はあさあさとは無い人ぞ。底深い人ぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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