早苗(読み)サナエ

デジタル大辞泉 「早苗」の意味・読み・例文・類語

さ‐なえ〔‐なへ〕【早苗/×秧】

苗代から田へ移し植えるころの稲の苗。玉苗 夏》「―とる手もとや昔しのぶずり芭蕉
[類語]苗木

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精選版 日本国語大辞典 「早苗」の意味・読み・例文・類語

さ‐なえ‥なへ【早苗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「さ」は接頭語 )
  2. 苗代から本田に移し植えるころの稲の苗。田植に用いる稲の若苗。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「昨日こそさなへとりしかいつのまにいなばそよぎて秋風のふく」(出典:古今和歌集(905‐914)秋上・一七二)
  3. 香木の名。京極道誉所持名香。

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