早苗(読み)さなえ

精選版 日本国語大辞典 「早苗」の意味・読み・例文・類語

さ‐なえ ‥なへ【早苗】

〘名〙 (「さ」は接頭語)
苗代から本田に移し植えるころの稲の苗。田植に用いる稲の若苗。《季・夏》
古今(905‐914)秋上・一七二「昨日こそさなへとりしかいつのまにいなばそよぎて秋風のふく
香木の名。京極道誉所持名香。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「早苗」の意味・読み・例文・類語

さ‐なえ〔‐なへ〕【早苗/×秧】

苗代から田へ移し植えるころの稲の苗。玉苗 夏》「―とる手もとや昔しのぶずり芭蕉
[類語]苗木

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android