底無(読み)そこなし

精選版 日本国語大辞典 「底無」の意味・読み・例文・類語

そこ‐なし【底無】

〘名〙
① 物の底がないこと。また、そのもの。底抜け
② (形動) どこまでも限りなく深いこと。際限のないこと。行き着く所がないようにはなはだしいこと。また、そのさま。
※菊池君(1908)〈石川啄木〉四「五尺の軒から底無し花曇りの空を仰いだ時」
大酒飲み大酒家。そこしらず。
※俳諧・俳諧三部抄(1677)上「底なしや玉にもぬけるあられ酒〈惟中〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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