底無(読み)そこなし

精選版 日本国語大辞典 「底無」の意味・読み・例文・類語

そこ‐なし【底無】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の底がないこと。また、そのもの。底抜け
  3. ( 形動 ) どこまでも限りなく深いこと。際限のないこと。行き着く所がないようにはなはだしいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「五尺の軒から底無しの花曇りの空を仰いだ時」(出典:菊池君(1908)〈石川啄木〉四)
  4. 大酒飲み大酒家。そこしらず。
    1. [初出の実例]「底なしや玉にもぬけるあられ酒〈惟中〉」(出典:俳諧・俳諧三部抄(1677)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む