庖人(読み)ホウジン

デジタル大辞泉 「庖人」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じん〔ハウ‐〕【×庖人】

料理人。くりやびと。
「只―の肉味を調するに異ならず」〈太平記・二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「庖人」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じん ハウ‥【庖人】

〘名〙 料理人。くりやびと。
※本朝文粋(1060頃)一二・大宰府荅新羅返牒〈菅原淳茂〉「代大匠而採刀。慕庖人而越俎」 〔荘子‐逍遙遊〕

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世界大百科事典(旧版)内の庖人の言及

【料理人】より

…庖も厨も台所のことである。庖人,膳夫などといわれた料理人は男子の職であった。周代の官制を理想的に記す《周礼》によれば,王の飲食をとりしきる膳夫をはじめとして,王の食用の六畜,六禽,六獣を管理する庖人など,分掌による料理関係の人員が2332人にものぼる。…

※「庖人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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