店晒し(読み)ミセザラシ

デジタル大辞泉 「店晒し」の意味・読み・例文・類語

みせ‐ざらし【店×晒し】

棚晒たなざら」に同じ。「ほこりをかぶった店晒しの品」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「店晒し」の意味・読み・例文・類語

みせ‐ざらし【店晒・見世晒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商品などが長期間店に並べられたままであること。また、その物。たなざらし。
    1. [初出の実例]「見せざらしで恥さらしたにっくい浪人」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)二)
  3. 張見世で売れ残った女郎。おちゃひき。たなざらし。
    1. [初出の実例]「をじゃれの身には何がなる、朝の夜からみせざらし」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)

たな‐ざらし【店晒・棚晒】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 商品などが、長い間店先にさらされたままになっていること。また、その商品。たながらし。
    1. [初出の実例]「買ひ食ひしたなざらし餠固からん岩田河原で我は食ひけり」(出典:仮名草子・仁勢物語(1639‐40頃)下)
  3. 張見世で売れ残った女郎。おちゃひき。
    1. [初出の実例]「うれにくい・みゑいぐにさへたなざらし」(出典:雑俳・削かけ(1713))

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