府馬村(読み)ふまむら

日本歴史地名大系 「府馬村」の解説

府馬村
ふまむら

[現在地名]山田町府馬

下総台地東部の丘陵部に位置し、南は古内ふるうち村、西は長岡ながおか村、北は田部たべ村。天正一九年(一五九一)検地帳(宇井家文書)には「下総国香取郡府馬郷」とみえ、高一千五六七石余・反別二一二町二反余。文禄四年(一五九五)のものと推定される伊奈忠次等連署手形(谷本家文書)によると、将軍家への柑子献上のための人馬徴発の村々から当村を通り、鏑木かぶらき(現干潟町)大寺おおでら(現八日市場市)多古たこ(現多古町)・佐倉を経由する街道があった。慶長一五年(一六一〇)長岡浅間せんげん大明神(現稲葉山神社)本社建立の棟札に寄進村として連署している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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