庭木村(読み)にわきむら

日本歴史地名大系 「庭木村」の解説

庭木村
にわきむら

[現在地名]武雄市西川登町神六にしかわのぼりまちじんろく字庭木

神六村と高瀬こうぜ村の中間にある平坦な地域である。

永仁七年(一二九九)六月五日の長嶋庄高瀬山田畠山野下地中分状(橘中村家文書)に「南限、仁和木、宇土手堺」とあり、この仁和木にわきが庭木村である。

この地域は平安時代の後期、長島ながしま庄に属し蓮華王れんげおう院領。鎌倉時代は長島庄惣地頭橘薩摩氏の領有となり室町時代には塚崎つかざき庄に加えられ塚崎後藤氏の領地となった。江戸時代は佐賀藩武雄領。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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