日本歴史地名大系 「庵三郎村」の解説 庵三郎村あんさぶろうむら 長崎県:福江市庵三郎村[現在地名]福江市猪之木町(いのきちよう) 深浦(ふかうら)久賀(ひさか)島の北西部にあり、久賀浦の西岸にあたる。西に鵜(う)岳・番屋(ばんや)岳などが連なる。江戸時代は福江藩領久賀掛に属する。キリシタン大名五島玄雅の実家である大浜家の所領があった地で、福江藩も延宝年間(一六七三―八一)までは格別の扱いをしていたという。寛文四年(一六六四)の福江領高辻帳に庵三郎村とみえ、高二〇石はすべて塩竈。同年の五島盛勝領知目録(寛文朱印留)でも村名がみえる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by