庵号(読み)あんごう

精選版 日本国語大辞典 「庵号」の意味・読み・例文・類語

あん‐ごう‥ガウ【庵号】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 「何々庵」と、「庵」で終わる雅号、または称号。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 「庵」を最後につける寺の称号。この称号を寺号に改めるには許可が必要であった。
    1. [初出の実例]「庵号額可愚筆之由、被望龍泉院云々」(出典看聞御記‐永享三年(1431)六月八日)
    2. 「庵号に而相続致来候を、寺号に相改度旨願之義」(出典:寺社法則‐下・寛政四年(1792)六月一六日(古事類苑・宗教三七))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android