廬崎(読み)いおざき

精選版 日本国語大辞典 「廬崎」の意味・読み・例文・類語

いおざきいほざき【廬崎・庵崎】

  1. [ 一 ] 和歌山県橋本市隅田(すだ)町の旧地名
    1. [初出の実例]「亦打山(まつちやま)夕越え行きて廬前(いほさき)の角太河原(すみだかはら)に独りかも宿(ね)む」(出典万葉集(8C後)三・二九八)
  2. [ 二 ] 隅田川畔の地名。はっきりした場所は不明。いおさき。〔江戸名所図会(1834‐36)〕
  3. [ 三 ] 静岡県の地名か。
    1. [初出の実例]「此庵崎(イホザキ)といふ地名は、駿河国の名所にて、すみ田川の地名。武蔵両国同名あり」(出典:風俗画報‐一六一号(1898)庵崎)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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