延清村(読み)のぶきよむら

日本歴史地名大系 「延清村」の解説

延清村
のぶきよむら

[現在地名]小田原市延清

東端をきく川、村中鬼柳おにやなぎ堰が流れ、西南成田なるだ村、西は桑原くわはら村、北は西大友にしおおども村に接する。貞和三年(一三四七)六月一一日の詫磨貞政所領譲状(県史三)に「大友郷内延清名」、貞治三年(一三六四)二月の大友氏時所領所職注進状案(同書)に「相模国大友郷付、延清名」とあり、中世には大友郷に含まれていた。

天正一八年(一五九〇)旗本鵜殿領となり、翌一九年検地を実施(皇国地誌)、元禄一〇年(一六九七)小田原藩領へ編入され、同年一〇月成田村名主が替地改を命ぜられている(「御用留」村山文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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