日本歴史地名大系 「延行村」の解説 延行村のぶゆきむら 山口県:下関市延行村[現在地名]下関市大字延行現下関市の中央部にあたり、村の南を綾羅木(あやらぎ)川が西流する。西は綾羅木、東は石原(いしわら)・秋根(あきね)、南は伊倉(いくら)、北は有富(ありどみ)の各村に接する。長府藩領で西豊浦郡前支配に属する小村。文明一三年(一四八一)六月の一宮神領豊東・豊西両郡田数并土貢注文案写(長門一宮住吉神社文書)に「壱所貞応参百歩・延行名内、平田弐反・分米捌斗」とあり、この地に一宮神領があった。慶長一五年(一六一〇)の検地帳に「延行村」とみえ、「在富村」と合石で記載される(→有富村)。「地下上申」には有富村の一小名として記される。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by