日本歴史地名大系 「有富村」の解説
有富村
ありどみむら
有富村
ありどみむら
- 山口県:下関市
- 有富村
現下関市の中央部にあたり、南は
嘉禎三年(一二三七)五月二五日付の赤間関阿弥陀寺文書(「寺社証文」所収)に「阿弥陀寺免田拾弐町内」として「五段 有富」とみえる。
文明一三年(一四八一)六月の一宮神領豊東・豊西両郡田数并土貢注文案写(長門一宮住吉神社文書)に「壱所貞応参百四十歩・有富名内、平田弐反・分米捌斗」とあり、この地に一宮神領があった。
慶長一五年(一六一〇)の検地帳には「在富村」とみえ、延行村と合石で記載される。総石高五四五石余、うち田三二町余で四六六石、畠一五町余で五六石余、百姓屋敷五八。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報