日本歴史地名大系 「弁財天山」の解説 弁財天山べんざいてんやま 和歌山県:和歌山市和歌山城下岡岡ノ谷弁財天山[現在地名]和歌山市片岡町弁財天町の西、和歌山城南の丸岡口(おかぐち)御門の南側に近接する岩山で、高さは二〇―三〇メートル。古くはこの辺まで海岸で、波打際であった形態が残る。山上の弁財天社は寛文(一六六一―七三)以前に社を岡(おか)ノ宮(現刺田比古神社)の境内に移した。寺(てら)町の法泉(ほうせん)寺、東紺屋(ひがしこんや)町の上願(じようがん)寺ももとこの山にあったと伝える(続風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by