(読み)えき

精選版 日本国語大辞典 「弈」の意味・読み・例文・類語

えき【弈・奕】

  1. 〘 名詞 〙 碁を打つこと。囲碁奕棊(えきき)
    1. [初出の実例]「桃の実の大なるを啗(く)ひつつ奕(エキ)手段を見る」(出典:読本・雨月物語(1776)夢応の鯉魚)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐襄公二五年〕

弈の補助注記

本来、「弈」の字が正しいが、一般に「奕」の字が用いられている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【碁】より

…少なくとも孔子の時代にはよく知られた遊戯であったことは,《論語》陽貨篇に〈子曰く,飽食終日,心を用うる所なきは難きかな。博弈なるものあらずや。これを為すはなおやむにまされり〉とあるので確かである。…

※「弈」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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