弊に乗る(読み)へいにのる

精選版 日本国語大辞典 「弊に乗る」の意味・読み・例文・類語

へい【弊】 に 乗(の)

  1. ついえ(弊)に乗る
    1. [初出の実例]「タショ タガウカラ ソノ feini(ヘイニ) notte(ノッテ)、ロンヲ ナス サウハウ トモニ シタガユル モノヂャ」(出典:天草本伊曾保(1593)蛙と鼠の事)

ついえ【弊】 に 乗(の)

  1. 相手がたの疲労・不整備などの弱点につけこんで攻撃する。弱味につけこむ。すきに乗ずる。
    1. [初出の実例]「二番に戦ひ屈したる楠が勢を弊(ツイヘ)に乗て討んとて」(出典:太平記(14C後)二六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android