弊に乗る(読み)へいにのる

精選版 日本国語大辞典 「弊に乗る」の意味・読み・例文・類語

へい【弊】 に 乗(の)

※天草本伊曾保(1593)蛙と鼠の事「タショ タガウカラ ソノ feini(ヘイニ) notte(ノッテ)、ロンヲ ナス サウハウ トモニ シタガユル モノヂャ」

ついえ【弊】 に 乗(の)

相手がたの疲労・不整備などの弱点につけこんで攻撃する。弱味につけこむ。すきに乗ずる。
太平記(14C後)二六「二番に戦ひ屈したる楠が勢を弊(ツイヘ)に乗て討んとて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android