弓張り提灯(読み)ユミハリヂョウチン

デジタル大辞泉 「弓張り提灯」の意味・読み・例文・類語

ゆみはり‐ぢょうちん〔‐ヂヤウチン〕【弓張り灯】

提灯の一。竹を弓のように曲げ、提灯をその上下にひっかけて張り開くようにしたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「弓張り提灯」の意味・読み・例文・類語

ゆみはり‐ぢょうちん‥ヂャウチン【弓張提灯】

  1. 〘 名詞 〙 竹を弓のようにまげ、その上下にひっかけて張り開くようにした提灯。弓張り
    1. 弓張提灯
      弓張提灯
    2. [初出の実例]「洞中をさがし求る用意用意と、弓張挑燈(ユミハリテウチン)ひっ提」(出典談義本・化物判取牒(1755)三)

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世界大百科事典(旧版)内の弓張り提灯の言及

【提灯】より

…古くから用いられたが,今日でも提灯行列や祝賀装飾などに用いられ,海外にも輸出されている。弓張提灯には球形と円筒形のものがあるが,いずれも竹弓の弾力を利用して火袋を上下に張って安定させたもので,敏速な行動にもぶらついたり,火が消えたりしない。初め武士によって利用されたが火消人足,御用聞なども使用するようになった。…

※「弓張り提灯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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