いんぜい‐あみだきょう‥アミダキャウ【引声阿彌陀経】
- 〘 名詞 〙 仏語。ゆるやかな曲調で阿彌陀経を諷誦(ふうじゅ)すること。慈覚大師円仁が唐の五台山から伝え、比叡山に常行三昧堂を建立して行なったのが始まりという。京都の真如堂などに伝わる。いんぜいのあみだきょう。
- [初出の実例]「山寺行なふ聖こそ、あはれに尊きものはあれ、行道いんぜいあみだ経、暁懺法釈迦牟尼仏」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
引声阿彌陀経の補助注記
「いんぜいあびたけい」と漢音訓みされることもある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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