引据(読み)ひきすえる

精選版 日本国語大辞典 「引据」の意味・読み・例文・類語

ひき‐す・える ‥すゑる【引据】

〘他ア下一(ワ下一)〙 ひきす・う 〘他ワ下二〙 (室町時代頃からはヤ行にも活用した) すわらせる。うずくまらせる。また、設置する。据える。
延喜式(927)祝詞(享保板訓)「八百稲・千稲に引居(ひきスヱ)置きて秋祭に奉むと」
仮名草子・恨の介(1609‐17頃)上「花のやうなる上臈たちを、三条河原へひきすゆる」

ひっ‐す・える ‥すゑる【引据】

〘他ワ下一〙 ひっす・う 〘他ワ下二〙 (室町時代頃からヤ行にも活用した) 「ひきすえる(引据)」の変化した語。
※金刀比羅本平治(1220頃か)下「縁のきはにひっすへたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android