引音(読み)ひきおん

精選版 日本国語大辞典 「引音」の意味・読み・例文・類語

ひき‐おん【引音】

  1. 〘 名詞 〙 長く引いて発音される母音長音(ちょうおん)
    1. [初出の実例]「茘枝(りちい)れいしの唐音也。りは、れいと通じ、ちは、しと通ず。いは、ちの引音也」(出典日本釈名(1699)下)

いん‐おん【引音】

  1. 〘 名詞 〙 ことばの間に「い」「う」「ん」の音をはさんで、声を長く引いてとなえること。たとえば、詩歌を「しいか」、女御を「にょうご」という類。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 茘枝 実例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android