弟宮(読み)オトミヤ

デジタル大辞泉 「弟宮」の意味・読み・例文・類語

おと‐みや【弟宮】

弟または妹である宮。
「―のうぶやしなひを、姉宮のし給ふ見るぞ」〈大鏡・道長上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弟宮」の意味・読み・例文・類語

おとと‐みや【弟宮】

  1. 〘 名詞 〙 弟にあたる皇子。おとうとみや。
    1. [初出の実例]「おととみやはかたちなどもいま少らうたきさまにものし給ひければ」(出典:苔の衣(1271頃)一)

おと‐みや【弟宮】

  1. 〘 名詞 〙 弟の皇子。または、妹の皇女。転じて弟君、妹君。
    1. [初出の実例]「をと宮をこそよるひるいだき給へ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)

おとうと‐みや【弟宮】

  1. 〘 名詞 〙おととみや(弟宮)

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