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弥生文字 やよいもじ

知恵蔵の解説

弥生文字

三重県松阪市・貝蔵(かいぞう)遺跡から、1999年8月に出土した2世紀後半(弥生時代後期)の土器「ひさごつぼ」(高さ約18cm)に、「田」と読みとれる日本最古の墨書が記されていた。胴部に書かれた「田」は縦横各約1.5cm。また同市・片部遺跡出土の土器、熊本県玉名市・柳町遺跡出土の短甲の、共に4世紀の「田」墨書が分かっている。さらに長野県木島平村・根塚遺跡の3世紀の土器の「大」、福岡県前原市・三雲遺跡群の3世紀の土器の「竟」、三重県津市・大城(だいしろ)遺跡の2世紀前半の土器の「年(または奉)」など、それぞれヘラなどで刻まれた発見例が近年、相次いでいる。不明瞭なものもあり、記号か呪字を含む文字なのか、論議も起きている。

(天野幸弘 朝日新聞記者 / 今井邦彦 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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