日本歴史地名大系 「弥藤五村」の解説 弥藤五村やとうごむら 埼玉県:大里郡妻沼町弥藤五村[現在地名]妻沼町弥藤吾(やとうご)利根川右岸の自然堤防上に位置し、東は八ッ口(やつくち)村、西は八木田(やぎた)村、南は福(ふく)川を隔て上根(かみね)村・江袋(えぶくろ)村、北は妻沼村。村内北部を備前渠(びぜんきよ)用水が東流し、用水はこれを利用する(風土記稿)。往昔、長井大郎義兼の養子弥藤五藤原真幹が当地に居住していたのが村名の由来といわれる(同書)。天正一九年(一五九一)三月、忍(おし)城(現行田市)の松平家忠に「やとう五の村」の一千三四石余が預けられた(「伊奈忠次忍領預地書立」長崎県片山家文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by