普及版 字通 「弩」の読み・字形・画数・意味
弩
8画
[字訓] おおゆみ・いしゆみ
[説文解字]
[その他]
[字形] 形声
声符は奴(ど)。〔説文〕十二下に「弓に臂(ひぢ)るなり」として〔周礼〕の四弩の名をあげている。「臂り」とは、弩を設けて、発射する装置をいう。諸孔明は連弩を作り、一時に十矢を発することができた。
[訓義]
1. おおゆみ、いしゆみ。
2. 声のはげしいさま。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕弩 名に云ふ、のりしなり。於保由美(おほゆみ) 〔名義抄〕弩 オホユミ 〔字鏡集〕弩 オホユミ・カケテトル・―トカケテトル・カク・トル・ヲヲシ
[語系]
弩・拏・naは同声。力を加えて強くうごかすものの意がある。
[熟語]
弩▶・弩▶・弩弓▶・弩弦▶・弩矢▶・弩士▶・弩師▶・弩式▶・弩車▶・弩射▶・弩手▶・弩人▶・弩▶・弩台▶・弩団▶・弩弾▶・弩砲▶・弩末▶・弩力▶
[下接語]
火弩・角弩・機弩・弓弩・彊弩・勁弩・建弩・車弩・神弩・置弩・馬弩・布弩・負弩・伏弩・兵弩・木弩・遊弩・連弩
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報