精選版 日本国語大辞典 「張り掛ける」の意味・読み・例文・類語 はり‐か・ける【張掛・張懸】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]はりか・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙① 張りわたす。[初出の実例]「はしりとうつきいしゆみ、ここかしこのつまりつまりにはりかけさせよ」(出典:幸若・信太(室町末‐近世初))② 心を緊張させる。気持を張り詰める。[初出の実例]「浮む心と云は、一陣に進出て、心を張掛(ハリカケ)て持を云なり」(出典:反故集(1671)下)③ 異性に恋慕してつけねらう。[初出の実例]「ふと此おなみを見そめてはりかけ」(出典:洒落本・鄽意気地(1802)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例