信太(読み)シノダ

デジタル大辞泉 「信太」の意味・読み・例文・類語

しのだ【信太/信田】

大阪府泉北郡にあった地名。現在は和泉市に含まれる。信太の森がある。

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精選版 日本国語大辞典 「信太」の意味・読み・例文・類語

しのだ【信太・信田】

  1. [ 1 ] 大阪府泉北郡にあった地名。旧信太村。昭和三四年(一九五九一部泉大津市に編入され、同三五年、残りの大部分が和泉市に編入された。現在の和泉市の北部から泉大津市の一部を含む地域にあたる。黄金塚(こがねづか)など古墳多く信太山がある。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙しのだまき(信太巻)」の略。
    1. [初出の実例]「メニュウの一と通りを申し上げると、しのだ、さつま揚げ、芋ちくわ、はんぺんかまぼこ━その他うで卵なんかもある」(出典:まんだん読本(1932)東京の屋根の上〈古川緑波〉)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「信太」の意味・わかりやすい解説

信太
しのだ

大阪府和泉市の北部にある信太山台地のふもと一帯をさす地名。西部に神狐をまつる葛葉稲荷神社があり,付近は信太の森として知られる。安倍晴明 (陰陽博士) 生誕の伝説にまつわる地で,この伝説は享保 19 (1734) 年初演の浄瑠璃主題となってから有名となった。現在は JR阪和線が通り,宅地化が進んでいる。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「信太」の解説

信太
(通称)
しだ

歌舞伎・浄瑠璃の外題
元の外題
信田
初演
元禄8.9(江戸山村座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の信太の言及

【信田】より

…信太,志田とも書く。幸若舞の作品。…

※「信太」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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