デジタル大辞泉 「強縁」の意味・読み・例文・類語 ごう‐えん〔ガウ‐〕【強縁/剛縁】 有力者や権力者と縁故のあること。また、それを利用してわがままな行いをすること。「郎等、本の妻めはありけれども、―を取ると思ひて、喜ぶこと限りなし」〈今昔・二六・五〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「強縁」の意味・読み・例文・類語 ごう‐えんガウ‥【強縁・剛縁・豪縁】 〘 名詞 〙① 権力者との縁故。また、それを利用してわがままにふるまい、権力を強くしようとすること。[初出の実例]「強縁を取と思て、喜ぶ事无限」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)「所領もちて候者の強縁にせんなんど思ひつつ」(出典:愚管抄(1220)四)② 強い因縁(いんねん)。また、その力。[初出の実例]「出離の強縁しらざりき」(出典:三帖和讚(1248‐60頃)高僧) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例