弾呵(読み)たんか

精選版 日本国語大辞典 「弾呵」の意味・読み・例文・類語

たん‐か【弾呵・弾訶】

  1. 〘 名詞 〙 しかり、とがめること。非難すること。また、仏教で、小乗の教えにとどまっているのを叱ること。
    1. [初出の実例]「大集方等は秋の山、四教の紅葉は色色に、たんかほうゑは濃く淡く、随類毎にぞ染めてける」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
    2. 「彼等を一々不品行、不徳義として弾呵するのは縄墨(ぜうぼく)の見(けん)であらうが」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉伯林雑記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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