弾呵(読み)たんか

精選版 日本国語大辞典 「弾呵」の意味・読み・例文・類語

たん‐か【弾呵・弾訶】

  1. 〘 名詞 〙 しかり、とがめること。非難すること。また、仏教で、小乗の教えにとどまっているのを叱ること。
    1. [初出の実例]「大集方等は秋の山、四教の紅葉は色色に、たんかほうゑは濃く淡く、随類毎にぞ染めてける」(出典:梁塵秘抄(1179頃)二)
    2. 「彼等を一々不品行、不徳義として弾呵するのは縄墨(ぜうぼく)の見(けん)であらうが」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉伯林雑記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android