縄墨(読み)ジョウボク

精選版 日本国語大辞典 「縄墨」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぼく【縄墨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すみなわ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
    1. [初出の実例]「規矩・縄墨を得ざる時は、屋を作り、方円を製すること不能がごとし」(出典集義外書(1709)九)
    2. [その他の文献]〔礼記‐経解〕
  3. のり。規則。軌範。標準。
    1. [初出の実例]「要在涌泉、縄墨二義。即同経之法、常二義」(出典:勝鬘経義疏(611)序)
    2. 「尋常の縄墨(ジョウボク)を逸出して」(出典:落梅集(1901)〈島崎藤村七曜のすさび・火曜日新茶)
    3. [その他の文献]〔漢書‐司馬遷伝〕

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普及版 字通 「縄墨」の読み・字形・画数・意味

【縄墨】じようぼく

すみなわ。法度。〔楚辞離騒〕賢を擧げて能に授け 繩に循(したが)ひて頗(かたむ)かず

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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