縄墨(読み)ジョウボク

デジタル大辞泉 「縄墨」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぼく【縄墨】

すみなわ。
守るべき規準規則。また、標準
「彼らは―の規矩を厭離するの思想こそあれ」〈藤村・春〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「縄墨」の意味・読み・例文・類語

じょう‐ぼく【縄墨】

〘名〙
① すみなわ。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
集義外書(1709)九「規矩・縄墨を得ざる時は、屋を作り、方円を製すること不能がごとし」 〔礼記‐経解〕
のり。規則。軌範。標準。
※勝鬘経義疏(611)序「要在涌泉、縄墨二義。即同経之法、常二義
落梅集(1901)〈島崎藤村七曜のすさび・火曜日新茶「尋常の縄墨(ジョウボク)を逸出して」 〔漢書‐司馬遷伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「縄墨」の読み・字形・画数・意味

【縄墨】じようぼく

すみなわ。法度。〔楚辞離騒〕賢を擧げて能に授け 繩に循(したが)ひて頗(かたむ)かず

字通「縄」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android