彌遠長(読み)いやとおなが

精選版 日本国語大辞典の解説

いや‐とおなが ‥とほなが【彌遠長】

〘形動〙 (「いや」は副詞)
① いよいよいつまでも続くさま。ますますながいさま。
万葉(8C後)三・四七八「天地と 彌遠長爾(いやとほながニ) 万代に かくしもがもと」
② いよいよ遠くまで続いて長いさま。
※万葉(8C後)三・四二三「はふ葛の いや遠長く 〈一云 葛の根の 彌遠長爾(いやとほながニ)〉 万世に 絶えじと思ひて」

いや‐とおなが・し ‥とほながし【彌遠長】

〘連語〙 (「いや」は副詞)
① 空間的にいよいよ遠く長い。一段と遠く隔たっている。
※万葉(8C後)一四・三三五六「富士の嶺の伊夜等保奈我伎(イヤトホナガキ)山路をも妹がりとへばけによばず来ぬ」
② 時間的にいよいよ遠く長い。永久である。
※万葉(8C後)二・一九六「天地の 彌遠長久(いやとほながク) しのひゆかむ」

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