当頭(読み)とうとう

精選版 日本国語大辞典 「当頭」の意味・読み・例文・類語

とう‐とうタウ‥【当頭】

  1. [ 1 ] 頭の上であること。または、真向かいであること。間近であること。
    1. [初出の実例]「賊々賊々甞不得、当頭姦党是何人」(出典:狂雲集(15C後)翠岩示眉毛図)
    2. [その他の文献]〔王建‐宮詞〕
  2. [ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 にわかであるさま。すぐに。たちまちに。
    1. [初出の実例]「光陰々当頭走、一日追歓勝万金」(出典:本朝麗藻(1010か)上・花落春帰路〈藤原輔尹〉)
    2. [その他の文献]〔路半千‐賞春〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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