精選版 日本国語大辞典 「形式論理」の意味・読み・例文・類語
けいしき‐ろんり【形式論理】
- 〘 名詞 〙
- ① 思考の内容とはかかわりなく、ただ抽象的な推論形式だけで論じられる論法。
- [初出の実例]「愛国的であることと人類的であることとが単純に排斥し合ふかのやうに考へるのは形式論理に過ぎず」(出典:青年知識層に与ふ(1939)〈三木清〉一)
- ② 「けいしきろんりがく(形式論理学)」の略。
- [初出の実例]「曾て使用してゐたが今は捨てたといふ形式論理の武器を」(出典:再び阿部次郎氏に(1922)〈竹内仁〉一)