彩霞(読み)さいか

精選版 日本国語大辞典 「彩霞」の意味・読み・例文・類語

さい‐か【彩霞・綵霞】

  1. 〘 名詞 〙 いろどりの美しいかすみ。五色雲気
    1. [初出の実例]「籍を重門に通す、綵霞を踏むて歩を失ひ、仙に登ること半日青鳥に問ひて音を知る〈菅原道真〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    2. 「看る時、長天縹渺、綵霞黯淡、神逝き魂飛ぶ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)五)
    3. [その他の文献]〔江淹‐蓮花賦〕

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普及版 字通 「彩霞」の読み・字形・画数・意味

【彩霞】さいか

美しいもや、かすみ。朝やけ夕やけの雲気。唐・温庭〔暁仙謡〕詩 碧簫(へきせう)曲盡きて、霞動き 九州を下して、皆悄然たり

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