彭頭山遺跡(読み)ほうとうざんいせき(英語表記)Peng-tou-shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

彭頭山遺跡
ほうとうざんいせき
Peng-tou-shan

中国湖南省 澧県にある稲作農耕最古の遺跡。年代は炭素 14年代測定法によると前8千年紀にさかのぼるとされている。出土したイネが栽培種か,野生種か,意見が分れているが,栽培種の可能性が強い。土器は口の狭くなった丸底の壺形の土器と皿形の土器であり,確実な稲作農耕遺跡である河姆渡遺跡に比べると単純である。壺形の土器があることはイネを煮て食べたことを意味し,これはイネが当初から粒のまま煮て食べられたことを示すものと考えられる。稲作農耕の初現を示す遺跡として注目される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

余震

初めの大きい地震に引き続いて,その震源周辺に起こる規模の小さい地震の総称。大きい地震ほど余震の回数が多く,余震の起こる地域も広い。余震域の長径の長さは,地震断層の長さにほぼ対応している。マグニチュード...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android