往ぬる(読み)イヌル

デジタル大辞泉 「往ぬる」の意味・読み・例文・類語

いぬる【往ぬる/去ぬる】

[連体]《動詞「い(往)ぬ」(ナ変)の連体形から》過ぎ去った。去る。
「―ついたちの日の夢に」〈明石

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「往ぬる」の意味・読み・例文・類語

いぬる【往・去】

  1. 〘 連体詞 〙 ( 動詞「いぬ(往)」の連体形から )
  2. 過ぎ去った。さる。→いぬる年
    1. [初出の実例]「いぬる十よ日のほどより、わらはやみにわづらひ侍るを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若紫)
  3. 帰っていく。去っていく。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android