後室模様(読み)コウシツモヨウ

デジタル大辞泉 「後室模様」の意味・読み・例文・類語

こうしつ‐もよう〔‐モヤウ〕【後室模様】

後室2着物にふさわしい地味な模様の意》模様を白上がりにして、上絵を墨で描いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「後室模様」の意味・読み・例文・類語

こうしつ‐もよう‥モヤウ【後室模様】

  1. 〘 名詞 〙 ( 後室にふさわしい地味な模様の意 ) 白、黒紅の地の上に草花模様を後室向きに散らしたもの。
    1. 後室模様〈寛文七年刊 御ひいなかた〉
      後室模様〈寛文七年刊 御ひいなかた〉
    2. [初出の実例]「後室模様(コウシツモヤウ)のきる物・大綿帽子・房付の念数(じゅず)など入置て符作り」(出典浮世草子好色一代男(1682)四)

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