後生が悪い(読み)ごしょうがわるい

精選版 日本国語大辞典 「後生が悪い」の意味・読み・例文・類語

ごしょう【後生】 が 悪(わる)

  1. 来世の極楽往生もおぼつかない。転じて、あと味が悪い。
    1. [初出の実例]「いとしぼなげに根からの悪人でもない母を、そなた故に邪見者といはせては、めうとの者がごしゃうもわるい」(出典:浄瑠璃・心中宵庚申(1722)下)
  2. 運にめぐまれない。
    1. [初出の実例]「これもみんな私の後生(ゴシャウ)の悪(ワル)いのとあきらめても忘られませぬ」(出典人情本・婦女今川(1826‐28)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android