後藤博(読み)ゴトウ ヒロシ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「後藤博」の解説

後藤 博
ゴトウ ヒロシ


職業
ジャズ・トランペット奏者

経歴
明治43年頃の生まれ。医大を中退後、演奏活動に入る。飯山茂夫の東京スウィング楽団にスター・プレイヤーとして参加。昭和13年頃から頭角を現わす。14年日劇の舞台にエノケンディキシー・ランダースのリーダーとしてデビュー。派手なプレイで人気を得る。当時トランペット・ソロでは南里文雄と並び評された。戦後も25年から約3年間、ディキシー・ランダースを率いて日劇に出演。のち、ヒロポン中毒になり生活も荒れて職場を失う。30年頃、青森の三沢米軍キャンプに出演。36年頃北海道稚内で死去ステージで大活躍したがレコードは残されていない。

没年月日
(生没年不詳)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android