徒桜(読み)アダザクラ

デジタル大辞泉 「徒桜」の意味・読み・例文・類語

あだ‐ざくら【徒桜】

散りやすい桜の花。はかないもののたとえ。
「知れぬ浮世の―」〈伎・小袖曽我

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「徒桜」の意味・読み・例文・類語

あだ‐ざくら【徒桜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. はかなく散る桜。散りやすい桜。また、はかないもののたとえ。
    1. [初出の実例]「浮世の春のあだ桜、風吹かぬ間もあるべきか」(出典:大観本謡曲・墨染桜(室町末))
  3. 浮気な女。遊女
    1. [初出の実例]「味(あぢ)世界の徒(アダ)桜、色と酒との二筋道を」(出典長唄・春の色(1845))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む