徒顔(読み)タダガオ

デジタル大辞泉 「徒顔」の意味・読み・例文・類語

ただ‐がお〔‐がほ〕【徒顔/×只顔】

化粧していないありのままの顔。素顔すがお
「この女房の湯より上がって、―ならんを見せて」〈太平記二一

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精選版 日本国語大辞典 「徒顔」の意味・読み・例文・類語

ただ‐がお‥がほ【徒顔・只顔】

  1. 〘 名詞 〙 化粧をしないありのままの顔。素顔(すがお)
    1. [初出の実例]「年比御行ひにやつしはて給ひて、つくろふ所なき御ただがほのめづらしう」(出典:浜松中納言物語(11C中)四)
    2. 「此(この)女房の湯より上て、只顔(ガホ)ならんを見せて」(出典:太平記(14C後)二一)

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