得も(読み)えも

精選版 日本国語大辞典 「得も」の意味・読み・例文・類語

え‐も【得も】

  1. 〘 副詞 〙 ( 副詞の「え」に意を強める助詞の「も」が付いて一語化したもの )
  2. あとに肯定表現を伴って用いる。ある事柄を評価して、あきれたものだとの気持でいう。よくもまあ…できる。
    1. [初出の実例]「恋ふといふは衣毛(エモ)名づけたり言ふすべのたづきもなきは我(あ)が身なりけり」(出典万葉集(8C後)一八・四〇七八)
  3. あとに否定の表現を伴って用いる。よくも…できない。どうしても…できない。
    1. [初出の実例]「えも食ひやらぬ」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む