御か文字(読み)おかもじ

精選版 日本国語大辞典 「御か文字」の意味・読み・例文・類語

お‐かもじ【御か文字】

〘名〙 (「お」は接頭語。「かもじ」は「上様(かみさま)」などの後半を略して、「文字」を添えたもの) 他人の妻の意。
浄瑠璃小夜中山鐘由来(1766)三「小娘に、おかもじと名をつけ初(そめ)て、つひ母親とかはる世の、げに光陰の柳ごし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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