御出で遊ばす(読み)おいであそばす

精選版 日本国語大辞典 「御出で遊ばす」の意味・読み・例文・類語

おいで‐あそば・す【御出遊】

  1. 〘 自動詞 サ行五(四) 〙 ( 「行く」「来る」「居る」の意の尊敬語。「おいでなさる」より敬意が強い )
  2. 「行く」の尊敬語。
    1. [初出の実例]「ふねが出来ました。お出遊(アソハ)しますか」(出典洒落本辰巳之園(1770))
  3. 「来る」の尊敬語。
    1. [初出の実例]「夜前仕候さまがおいであそばして」(出典:洒落本・郭中奇譚(1769)弄花巵言)
  4. 「居る」の尊敬語。
    1. [初出の実例]「御機嫌ようお出(イデ)遊し」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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