御器所(読み)ごきそ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「御器所」の意味・わかりやすい解説

御器所
ごきそ

名古屋市昭和区西部の地区。旧御器所村。名古屋市の都市化が進むなかで、栄(さかえ)の都心にも近く、交通至便で快適な文教・住宅地として発展、地下鉄桜通線と鶴舞線の御器所駅がある。都市化以前は特産の御器所ダイコンの産地。先史・古代の遺跡古墳が多く、平安時代には土器(かわらけ)をつくり、南北朝時代には国衙領御器所保に含まれた。名古屋大学医学部、名古屋工業大学などがある。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android