精選版 日本国語大辞典 「御崎馬」の意味・読み・例文・類語
みさき‐うま【御崎馬・岬馬】
- 〘 名詞 〙 宮崎県都井岬に半野生状態で放牧されている日本在来の馬。
…家畜のウマのほか,ヨーロッパの中・東部にいて18世紀末に絶滅したターパン,ゴビ砂漠の一部に少数が残るプシバルスキーウマの2種が含まれる。ムスタング,カマルグ馬,御崎馬などは家畜のウマが野生化したものである。1雄と数頭の雌およびそれらの子からなる小群ですみ,雄が群れをオオカミなどの敵と戦って守り,草を食べているときは見張り,草がなくなると,別の食事場へ移動させる。…
…宮崎県最南端の串間市にある岬。志布志(しぶし)湾東端にあたり,鰐塚(わにつか)山地を中心にした古第三紀に属する厚い砂岩とケツ岩の標高200m内外の山地が,幅約2km,長さ約4kmにわたって海中に突き出ている。岬の周囲は約100mの海食崖に囲まれ,先端の255mの断崖上に都井岬灯台(光達距離37カイリ)がある。また岬の先端に御崎(みさき)神社があり,付近の谷間には3000本をこえるソテツの自生林(特天)がある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」