御張り御符(読み)おはりごふう

精選版 日本国語大辞典 「御張り御符」の意味・読み・例文・類語

おはり‐ごふう【御張御符・御張護符】

  1. 〘 名詞 〙 江戸の郊外堀之内(東京都杉並区堀ノ内)日円山妙法寺祖師堂で参詣者に出す護符。これを受けて病人の枕もとの柱に張っておき、七日目ごとに上へ張り上げると、二一日目には全快すると信じられた。ことに難病または長わずらいの人は二一日過ぎると、古い札を返して新しい札を受けて張りなおした。
    1. [初出の実例]「お張御符の印も見へず、次第に重(おも)る帝の御悩(ごのふ)」(出典:歌舞伎・名歌徳三舛玉垣(1801)三立)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む