御悩(読み)ゴノウ

デジタル大辞泉 「御悩」の意味・読み・例文・類語

ご‐のう〔‐ナウ〕【御悩】

貴人病気を敬っていう語。ご病気。おんなやみ。
「―の刻限に及んで、東三条の森の方より黒雲一むら立ち来て」〈平家・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「御悩」の意味・読み・例文・類語

ご‐のう‥ナウ【御悩】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 天皇、貴人などの御病気。御悩気(ごのうき・ごのうけ)御不例
    1. [初出の実例]「払暁取宮御悩案内、冝欣坐者、欣悦了」(出典:小右記‐長保元年(999)九月二三日)

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