御当国御高並諸上納里積記(読み)ごとうこくおんたかならびにしよじようのうりづもりき

日本歴史地名大系 の解説

御当国御高並諸上納里積記(里積記)
ごとうこくおんたかならびにしよじようのうりづもりき

一冊

成立 乾隆一六年頃か

解説 琉球国の土地・租税制度を記した基本史料。内容は(一)琉球国の慶長本高以来の変遷、とくに享保盛増の由来について詳しい記載があり、(二)享保盛増に基づく諸出米の由来と今後の出米高、(三)諸上納とその由来、(四)国中の里積(路程表)(五)運賃算出法や升の寸法(六)国中の村位(むらぐらい)などとなっている。享保盛増については蔡温検地をめぐる文書が残っており、延期を訴えて検地を行わずに盛増となったことが当史料などでわかる。当史料の中心は元文検地(乾隆検地)後の出米高を算出した(二)の部分にあるものと思われる。

活字本那覇市史」資料篇一―二

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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