御成御門(読み)おなりごもん

精選版 日本国語大辞典 「御成御門」の意味・読み・例文・類語

おなり‐ごもん【御成御門】

  1. [ 1 ] 寺院大名の家で、宮家、摂家将軍などを迎えるときに使用する門。御成門。
    1. [初出の実例]「妙国寺〈略〉駿河大納言殿のに立られし御成(オナリ)御門を爰にひかれ」(出典:一目玉鉾(1689)二)
    2. 御成御門<b>[ 一 ]</b>〈東海道名所記〉
      御成御門[ 一 ]東海道名所記
  2. [ 2 ] 特に、江戸城の外桜田門および神田橋門の通称。芝の増上寺、上野の寛永寺参詣のとき必ずこの門から出入りしたところからいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android